エンプレス構文とは
エンプレス構文は、ゲーム「モンスターハンター」の装備品説明文から生まれた独特の表現のことです。
同じ内容を形を変えて2回繰り返すことで、伝えたい内容をより強く印象付ける効果があります。
エンプレス構文のルールや特徴
以下の4つの特徴があります。
- 同じ内容を2回繰り返す
- 1回目と2回目で表現を少し変える
- 意味が重なる表現を使う
例えば、小泉進次郎氏の次の発言がこの形式として有名です。
今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っています。
関連記事 【小泉構文】名作や元ネタ、作り方のコツまで徹底解説
エンプレス構文の例文
エンプレス構文の例文については、小泉構文の記事にコピペを載せていますので、そちらを参照してください。
関連記事 もはや大喜利!小泉構文(エンプレス構文)の例文を見てみる
エンプレス構文の元ネタ
モンスターハンターでの原典
エンプレス構文の元ネタは、「モンスターハンターポータブル2nd」というゲームに登場する防具『エンプレスグリーヴ』です。
この防具は古龍ナナ・テスカトリという素材から作られた脚の装備で、説明文は以下の通りでした。
炎妃龍の青き炎を封じ込めた脚用装備。
その内には炎妃龍の青き炎が封じられている。
この特徴的な説明文は、モンハン界隈から次第にネット民に広まり「エンプレス構文」として知られるようになりました。
カプコン公式の反応
ゲーム会社のカプコンも、この文章の形式が人気になったことを認識し、後の広報活動でも使用しています。
例えば、「モンスターハンターワールド アイスボーン」の紹介では次のような文章を投稿しています。
オトモとオトモダチになった小型モンスターが目的地に連れて行ってくれ、行きたい場所を指定すれば目的地まで連れて行ってくれる。
モンスターライド
— モンスターハンターワールド:アイスボーン公式 (@MH_official_JP) June 4, 2019
ハンターの移動手段として利用できる便利な要素を追加。
オトモとオトモダチになった小型モンスターが目的地に連れて行ってくれ、行きたい場所を指定(生態マップにピンを打つ)すれば目的地まで連れて行ってくれる。 https://t.co/jVikyOAtjz #MHWアイスボーン pic.twitter.com/sR4sDtaIeA
小泉構文とエンプレス構文の関係
小泉進次郎氏は、この文章の形式を多用することで知られています。
特に2019年9月の国連サミットでの下記発言は小泉構文として広く話題になりました。
今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っています。
小泉進次郎氏は他にも、
毎日でも食べたいということは 毎日でも食べているというわけではないんです
政治に無関心であることは 政治に無関心のままでいられると思います
といったエンプレス構文を多用しているので、興味のある方は小泉構文の記事を参照してみてください。
関連記事 【小泉構文】名作や元ネタ、作り方のコツまで徹底解説