この記事では「エターナル構文」についてご紹介します。
2012年に誕生し、現在も日本のネット文化で愛され続けているこの独特な構文について、詳しく解説していきましょう。
エターナル構文とは?
エターナル構文は、2012年に赤西仁さんと黒木メイサさんの電撃結婚がきっかけとなって生まれた、日本のネット文化を代表するコピペの一つです。
掲示板「2ちゃんねる」に投稿されたファンの想いが詰まった文章が元になっており、その独特な表現と内容から多くの人々の心を捉え、様々な場面で使われるようになりました。
エターナル構文のコピペ
エターナル構文のコピペは以下の通りです。
デビュー前からのファンだけど別に発狂してないよ。
もともと「結婚したい」「子供が欲しい」ってよく言ってたし、
仁に振り回されるのは馴れてるし。
こんな奴だけど好きなんだからしょうがない。
型に嵌らないのが仁だしね。
プライベートはメイサが支えればいい。
私達は仁の音楽=魂を支えるから。
その魂は私から子供へ、子供から孫へと受け継がれていくし、
そうやっていつか仁のDNAと混ざり合うから。
それがファンと仁とのEternalだし
エターナル構文の特徴
エターナル構文には、いくつかの特徴的な要素があります。
- 冷静を装いながらも感情的な文体
- ファンの揺るぎない愛情表現
- 独特な展開と独善的な論理展開
- 最後に必ず「それがファンと○○とのEternalだし」で締めくくる
エターナル構文の例文
エターナル構文のコピペ改変についても見てみましょう。
嵐・二宮和也、パパになる
— ねここねこ (@necoconeco8) January 13, 2021
デビュー前からのファンだけど別に発狂してないよ。
プライベートは綾子が支えればいい。
私達はニノの音楽=魂を支えるから。
その魂は私から子供へ、子供から孫へと受け継がれていくし、そうやっていつかニノのDNAと混ざり合うから。
それがファンと仁とのEternalだし。
嵐の二宮くんの結婚報道に関するコピペ改変ですね。
「ニノのDNA」を目指しているのに最後は「ファンと “仁” とのEternal」で締めくくるあたり、コピペの完全勝利ですね。
WBC前からのファンだけど発狂してないよ。もともと結婚したい子供が欲しいって言ってたし型に嵌らないのが翔平だしね。
— ❤️🔥ガルボ❤️🔥 (@galbo0125) March 4, 2024
プライベートは嫁が支えればいい。私達は翔平の野球=魂を支えるから。その魂は私から子供へ、子供から孫へと受け継がれて翔平のDNAと混ざり合うから。それがわいと翔平とのEternal
これぞまさに令和のエターナル構文ですね!
大谷選手の野球選手としての圧倒的な実力と、WBCでの活躍、そして電撃結婚という展開を見事に盛り込んでいます。
特に「わいと翔平との」という関西弁風のアレンジが、大谷選手の出身地・岩手とは全く関係ないのにジワジワきます。
デビュー前からのファンだけど別に発狂してないよ。
— 🍏青錆景子の下半身🐟⬇️💛@弊県 (@ofromuriiiiiii) July 4, 2024
もともと「結婚したい」「子供が欲しい」ってよく言ってたし、
栄一に振り回されるのは馴れてるし。
その魂は私から子供へ、子供から孫へと受け継がれていくし、
そうやっていつか栄一のDNAと混ざり合うから。
それがファンと栄一とのEternalだし
幕末から明治時代の実在の人物に対して「DNA」云々言い出すあたり、もはやエターナル構文に時代も次元も関係ないことが証明されましたね。
千円札になった栄一さん、まさかこんな形で21世紀のミーム文化と混ざり合うとは思ってもみなかったでしょう。
エターナル構文の元ネタ
元ネタは2012年2月10日、赤西仁さんと黒木メイサさんの結婚発表直後に2ちゃんねるに投稿された文章です。
その後、エターナル構文は多くのネットユーザーによって様々なバリエーションが作られ、著名人の結婚発表時などに使用されるようになりました。
特筆すべきは、2021年1月に赤西仁さん本人がこの構文の存在を認知し、自身のSNSで言及したことです。
だから結果ファンと仁とのEternalなんだよ結局は。
— JIN AKANISHI 赤西仁 (@Jin_Akanishi) January 13, 2021
さらに、2023年12月の離婚発表の際にも、この構文が再び注目を集めることとなりました。
なお、「Eternal」というフレーズが選ばれた背景には、実は深い意味があります。
これは赤西仁さんのソロデビューシングルのタイトルだったのです。
ファンがこの言葉を選んで使用したことで、より一層想いの深さが伝わる文章となりました。
エターナル構文のまとめ
エターナル構文は、ファンの純粋な想いから生まれた一つの文化として、10年以上もの間、日本のインターネット文化に深く根付いています。
単なるネタ的な用途を超えて、ファン心理を表現する手段として、今なお多くの人々に愛され続けています。