この記事では「武井壮構文」についてご紹介します。
SNSで見かけることの多いこの独特な表現方法について、分かりやすく解説していきますね。
武井壮構文とは?
武井壮構文は、タレントの武井壮さんのツイートから生まれた、SNSで人気の言語表現スタイルです。
提示された選択肢に対して独自の解釈を加えることで、意外性のある展開を見せるのが特徴です。
特に「究極の選択」系の投稿に対する返信で使われることが多く、ルールを柔軟に解釈することでユーモアを生み出す表現方法として、若い世代を中心に広く親しまれています。
武井壮構文のフレーズや特徴
武井壮構文の基本フレーズは以下の通りです。
「へぇー、俺なら○○しつつ××するけどなぁ」
「オレが今学生なら、○○しつつ××するけどなぁ」
武井壮構文の特徴をまとめると以下のようになります。
- 選択肢の提示
与えられた二択などの選択肢に対して、独自の視点で新しい解決策を提示します。 - ルールの独自解釈
一見ルール違反にも見える理論的な展開で、意外性とユーモアを生み出します。 - 理詰めの展開
荒唐無稽な内容でありながら、なんとなく筋が通っているように感じさせる論理展開が特徴です。
武井壮構文の例文
武井壮構文の使い方について、実例を見てみましょう。
へー俺なら2億もらって使い切った後2t挙げれるようにするけどなぁ
— 糖質 (@Tn9TRagwjdEXqTZ) August 18, 2023
へえー俺ならペットボトルを手で持って飲みつつ小石をつまみにするけどなあ
— おーとり。 (@apques) April 2, 2023
へぇー、みんな②なんだなぁ。。オレが今学生なら、10年①で塩むすびを様々なおいしいふりかけと昆布で味わい尽くして5億貯めといて(俺は死ぬ。)そのあと(俺の息子が)ビジネスやレジャーを存分に楽しみつつ美食を堪能するけどなぁ。。
— かざな/kazana (@kazana_923) August 17, 2023
武井壮構文の元ネタ
武井壮構文の元となったのは、2019年に武井壮さんが投稿したあるツイートです。(元ツイートは削除済み)
究極の選択
- 年収5000万けど飯は一生塩おにぎり、昆布とふりかけは付けてもいい
- 年収500万だけど飯はどの店も無料で食べ放題
という二択に対して、武井さんは、
へえー、みんな②なんだなあ。。
— 武井壮 (@sosotakei) November 21, 2019
オレが今学生なら、10年①で塩むすびを様々な美味しいふりかけと昆布で味わい尽くして5億貯めといてそのあとビジネスやレジャーを存分に楽しみつつ美食を堪能するけどなあ。。
という、ルールを独自解釈した返信をしました。
その後武井さんは、
あ、5000万放棄したらOKなルールに自分で勝手に設定してた!それならみんな選択変わるかな??
— 武井壮 (@sosotakei) November 21, 2019
と弁明するも、「一生塩おにぎり言うたやん」的ツッコミが相次ぎ、「武井壮構文」として使われるようになったのです。
武井壮構文のまとめ
武井壮構文は、2019年の武井壮さんのツイートがきっかけで生まれた独特な言語表現です。
「へぇー、俺なら○○しつつ××するけどなぁ」という形式で、選択肢に対して独自の解釈を加えるのが特徴です。
ルールを柔軟に解釈しながらも理論的な展開を見せることで、ユーモアと意外性を生み出します。
現在では若者を中心に広く親しまれ、日本のネット文化の一部として定着しています。